SDGs広報の効果を最大化!動画活用で広がる企業のビジョン

sdgs広報の効果を最大化

自社のSDGs活動を社会に広く知ってもらうために、多くの企業ではSDGsのPR活動を始めていることと思います。しかし、自社の取り組みの内容や、そこに至るまでの想いをうまく伝えられず、思うような反響が得られないことにより二の足を踏んでしまってはいないでしょうか。

SDGsの広報には、動画の活用が非常に有効です。ただ、どのような動画をどのような場所でPRするかによって、目に見える効果は大きく変化します。

そこで本記事では、SDGsの広報活動がうまくいかない理由を深掘りしたうえで、動画の活用メリットを詳細に解説していきます。また、具体的にどのような動画を制作すればよいのかも確認していきましょう。

企業のSDGs活動は広く知ってもらってこそ効果を発揮する

sdgs活動を広く知ってもらうSDGsの活動は、顧客や取引先、社内の従業員など、ありとあらゆるステークホルダーに幅広く知ってもらうことでより一層の効果を発揮します。

事業活動のなかでSDGsを意識することは、現代のスタンダードになりつつあるでしょう。社会に生きるすべての人が当事者意識を持つことにより、地球規模の大きな目標を達成できると考えられているためです。

しかし、いくらSDGs活動に力を入れていても、誰にも知られていなければ、活動の継続が難しくなります。自社の取り組みの内容や背景を多くの人に知ってもらう過程で共感や賛同をする人が増えたり、フィードバックがもらえたり、何かしらプラスの反響が得られるはずです。この反響が、活動へのモチベーションを高め、活動そのものの活性化へとつながっていきます。

また、SDGsの活動内容を幅広い層の人に知ってもらうことで、最終的には自社のブランディングにもなります。

消費者や顧客は、商品やサービスを選ぶときの基準として、SDGsへの取り組みを意識し具体的な取り組みを行っている企業を選ぶことが増えているのです。

とくにZ世代と呼ばれる若年層は、SDGsを意識している人の割合が多い傾向にあります。優秀な人材の確保が課題となっている現代では、自社のSDGs活動を広くPRすることで、採用効率化や採用ミスマッチの防止などにも効果が期待できるのです。

さらに、自社のSDGs活動が社会に広く知れ渡ることによって、業界のSDGsを先導する「リーディングカンパニー」というポジションを獲得できる可能性すらあるでしょう。

このように、自社のSDGs活動を幅広く認知してもらうことで企業活動にも好循環が生まれます。SDGs活動を通じて社会に貢献するためには、自社の活動について積極的なPRをしていく必要があるのです。

ただ、自社の取り組みを知ってもらうために、どのような方法を選ぶかという点も重要です。SDGsのロゴを自社のHPやSNS、チラシなどに記載するという方法が多く見受けられます。しかし、これだけで求職者が増えたり、売上向上につながったりという目に見えた成果を感じられることはまれです。

意義のある活動に取り組むことに加えて、取り組み内容や背景にある社会課題や想いを届けることが重要です。広報をすることで、SDGs活動の活性化だけではなく企業活動の活性化にもつながります。また、SDGs活動を継続する意義を見失ったり、モチベーションが低下したり、形骸化することを防ぎます。

SDGsの広報は、取り組みの活性化から企業ブランディングなど、企業にとってプラスの循環をいくつも生み出すことができる重要な役割を担っているのです。

広報には取り組んでいるけどうまくいかない

広報には取り組んでいるけどうまくいかないすでにSDGsの広報を行っている企業でも、成果が出ないことに頭を悩ませている担当者も多いのではないでしょうか。広報がうまくいかない理由は大きく2つあると考えられます。

そもそも見られていない

自社のSDGs活動への取り組みに関する情報が、人の目にほとんど触れていない可能性があります。SNSの投稿やホームページへのアクセスが少ないことが、大きな要因となっているかもしれません。この場合はアクセスアップのための施策を行いつつ、コンテンツの改善を検討する必要があります。

最近では、SDGsの公式ロゴを使用したアピールをよく目にします。企業の公式SNSのフィード投稿で「SDGs〇番の目標に取り組んでいます」という番号と目標だけを提示しているパターンです。

このような投稿では、具体的に何をしているのか伝わりません。他の企業と何が違うのかわからないため、ユーザーの目に留まりにくかったり、見過ごされてしまったりもします。ターゲットユーザーのなかには、SDGsの各目標を把握していない人も多いため「〇番の目標に取り組んでいます」という伝え方ではスルーされてしまう可能性が高いでしょう。

また、一定のアクセス数があっても、ターゲットに見られていない場合もあります。ターゲットの活動場所と、SDGsの発信場所が一致していないケースです。

たとえば、求職者へSDGs活動をアピールしたいのに、取引先の人がメインにアクセスする媒体やページで発信をしているパターンも多く見受けられます。

SDGsの広報がうまくいっているケースに共通するのは、「どこで、どんな人が、何を見ているのか」という動線を捉えた発信ができていることです。

ターゲットユーザーが毎日、頻繁にアクセスするような媒体で、取り組み内容や背景といった「自社のSDGsストーリー」が伝わる情報を発信しています。

たとえば、ターゲットが30代のビジネスパーソンであればビジネス系ニュースサイトやWEBマガジン、20代の学生であればトークアプリ内のニュースやSNSの投稿や広告の方が見られやすくなります。

手間や時間をかけて記事やSNS投稿をしても読まれていない場合は、短い動画を作ってアップしていく方が有効です。動画は、社内外向けのイベントでも活用できます。社員向けのセミナーやワークショップ、社外向けの展示会や採用説明会など、汎用性が高いので費用対効果が良くなることも見込めます。

SDGsの広報に限らず、届けたい情報を誰に、どのような場所で、どのような方法で届けるのかを明確にしてから施策に落とし込むことが重要です。

魅力が伝わっていない

適切な動線で発信できていても、コンテンツに改善の余地があるケースも目立ちます。前項で挙げた「SDGs〇番の目標に取り組んでいます」のみを記載しているケースなど、活動の詳細や魅力が伝わりにくい場合は改善が必要です。

多くの企業や個人の発信を見ているなかで「いったい何が言いたいの?」「結局どういうことなの?」と腑に落ちない投稿やページに出会った経験がある人は少なくないはずです。これは、発信側の視点のみで、情報を受け取る相手側の視点が抜け落ちていることに原因があります。

魅力が十分に伝わらない発信を繰り返していると、見せかけだけの取り組みをする「SDGsウォッシュ(※)」だと誤解されるおそれもあるため注意が必要です。

SDGsウォッシュとは、実態が伴わないのにSDGsに取り組んでいるように見せかけることを指す言葉です。 ウォッシュとは、1980年代に欧米を中心に使われていた、うわべだけ環境に配慮していると見せかけた企業を批判する「greenwash(グリーンウォッシュ)」という造語から来ています。
出典元:https://ethicame.com/shop/information/SDGs35

広報担当が文章を作成するときに重要な点は大きく2つあります。

まずは、簡潔でシンプルな文章を書くことです。SNS投稿や記事コンテンツ、動画のシナリオなど、広報において文章の作成は肝心なポイントになります。

誤字脱字は読みにくいだけでなく、企業イメージに大きくマイナスとなるため厳しくチェックしましょう。また、読みにくさや理解しにくい表現などにも注意が必要です。一度で理解できる、簡潔な文章で伝えるのが基本です。

もうひとつは、相手視点に立って書くこと。魅力的に映る文章は、読んでいるターゲットユーザーが「自分にとってメリットのある情報だ」と思える文章です。そのためには自社の取り組みと、ターゲットユーザーの生活を結びつけ、自分ごととして感じてもらうための工夫が必要になります。

たとえば、「海の豊かさを守る」という目標や「地球温暖化防止」に取り組んでいるのであれば、その目標と読み手の生活のどこに接点があるか考えてみることも必要です。ターゲットユーザーが主婦 / 主夫層であれば「サンマの価格高騰」「スーパーからサンマが消えた」という事象から興味を引き出すことができます。

働き盛りのビジネスパーソンをターゲットにしているのであれば「サンマの取引価格の変動で関連企業の経営状況に影響が出ている」といった切り口にするほうが自分ごととして考えてもらいやすいのです。

「この投稿や記事を読んで相手はどう感じるか?」「この情報は相手にとってメリットになるか」を徹底的に考えて書き、読み返すことが重要。ただ、担当者がひとりで作り上げると視点が偏ってしまうこともあるでしょう。社内の関係者から意見をもらったり、フィードバックをもらいながら、複数の人の手を介して制作することが非常に大切です。

動画を活用した広報が有効

動画を活用した広報が有効ここまでは、なぜSDGsの広報がうまくいかないのか?という原因を追及してきました。効率よく、効果的に自社の活動の魅力を知ってもらうには、動画がとても有効です。動画制作と広報をうまく組み合わせてPRしていくのがもっとも賢い方法といえます。

なぜ動画がいいのか?

動画は、短い時間で多くの情報を伝えられます。映像・音声・テキストの3つの要素を組み合わせられるのは動画ならではです。たった1分間の動画で届けられる情報量は、文章コンテンツの100万倍に匹敵するともいわれています。

また、動画はその他のコンテンツに比べて表現方法が豊かです。ひとことに映像作品といっても、ドラマや映画仕立ての作風から、アニメ、インタビュー、ドキュメンタリーなど、さまざまな表現方法があります。また、視覚と聴覚の両方に訴えかけることで、独自の世界観に引き込みやすくなるのも動画の利点です。視覚効果や効果音、BGMの使い方などによって、イメージをいかようにも変化させられます。

さらに、動画は拡散性が高いため多くの人に認知してもらえるのも特長です。動画は感情に訴えかけて強いメッセージを残します。ユーザーは、動画を見て生まれた共感や感動などを、他の人とシェアしたいと考える傾向にあるのです。国内ではSNSの利用者数が約8割に達しています。SNSによる発信と動画を組み合わせることで、素早く広範囲に自社の情報を届けられるでしょう。

どのような動画がいいのか?

動画は、ターゲットユーザーの関心を引くものでなければ効果を発揮しません。

動画を再生してもらうためには、動画タイトルとサムネイルに工夫をこらしましょう。タイトルは簡潔でわかりやすく、ターゲットユーザーに刺さるキーワードを取り入れましょう。サムネイルはインパクトのあるデザインや鮮やかな色彩を使って視覚的な刺激を与えるのも効果的です。

また、動画の本編では、冒頭の5秒間が非常に重要です。つかみの部分で興味や価値を感じられないと、ユーザーは動画を停止してしまったり、内容が頭に入らなくなったりします。インパクトのある映像や音楽、驚きや感動を与える要素を盛り込むことで、ターゲットユーザーの心を惹きつけましょう。冒頭で見る人の心をつかむことができれば「続きを見たい」と、最後まで動画を見てもらえる可能性が高くなります。

さらに、動画内ではターゲットが知りたい情報を簡潔に伝える必要があります。誰しも、手短に必要な情報を得たいので、ダラダラと冗長的なコンテンツを嫌います。文字テキストは簡潔にし、短い時間で必要な情報が得られる構成にすることも重要です。

ただし、動画制作は素人にとって非常に難しいものです。撮影技術や編集技術、ストーリーテリングのスキルが求められるため、クオリティの高い動画を自作するのはハードルが高いでしょう。クラウドソーシングなどを使った外注は手軽で低価格ですが、イメージ通りの動画が上がってこない場合や、動画制作後の運用まではアドバイスがなく、「せっかく作った動画を活用しきれない」などの課題を抱えてしまう場合があります。

シースリーフィルムのSDGs×広報動画について

シースリーフィルムのsdgs×広報動画について成果につながるSDGs広報動画にするにはどのようにしたらいいでしょうか?動画制作は、専門の会社に依頼するのがもっとも有効な手段です。専門の知識と経験による品質の高い動画が成果につながります。

シースリーフィルムでは、1991年の創業以来、テレビCM制作を中心に数多くの媒体で動画制作を手掛けてきました。この強みを活かし、SDGsの広報における動画制作も得意としています。テレビCM制作を核として培ってきた技術とアイデアを応用し、幅広い業種のターゲットに向けて、さまざまな媒体で活用できる動画制作が可能です。

動画制作だけでなく、課題整理や運用アドバイスなど、企業の広報活動をワンストップでサポートすることも可能です。戦略立てから制作、運用まで、それぞれの課題にあわせて伴走いたします。動画制作を検討している方はぜひ一度、シースリーフィルムにご相談ください。大切な想いが届く動画を、心を込めて制作いたします。

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大切な想いが届く動画を、心を込めて制作いたします。