実験精神がつかんだ、
BOVAグランプリ

プロデューサー

潮 一希 2014年入社

チーフプロダクションマネージャー

田崎 雄太 2017年入社

プロダクションマネージャー

緑川 雅貴 2024年入社

2025年、プロデューサーの潮が中心メンバーの1人として企画・制作をした、Trend Micro Check™ 「彼らは彼らで」がブレーン主催オンライン動画コンテスト「BOVA(ボバ)」でグランプリを受賞。その背景には、「自分たちが本当に面白いと思えるもの」を追求したC3Filmらしい実験の精神がありました。

ー映像業界を目指したきっかけを教えてください。

潮: 

親戚が広告業をやっていた影響で興味を持って入社しました。元々はメーカー勤務だったので、思い切ってキャリアチェンジしましたね。

緑川:

子供の頃から映画が好きで。大学で芸術を学ぶ中で、15秒・30秒という短い尺で勝負するCMの世界に惹かれてC3を見つけました。

田崎:

自分は法学部出身で映像は未経験。でも就活中に映像の面白さに気づいて、映像業界に絞り込んで就職活動しました。(緑川に)どうしてC3を選んだの?

緑川:

面接の雰囲気が良かったんです。威圧感がなくて、役員の方までみんなフレンドリー。「ここならリラックスして働けそう」と感じました。

ーそれぞれのお仕事について教えてください。

田崎:

PM(プロダクションマネージャー)の仕事は「文化祭の準備」をするのに似ているかもしれません。目標に向けて色んな人を巻き込んで、制作を進行します。チーフPMは、プロデューサーへの階段をのぼる修行期間という感じです。C3だとPMを約4、5年経験して、チーフPMを約2年、アシスタントプロデューサーを約2年経験した後に、プロデューサーになる、というのが基本的な流れになります。

緑川:

PMはとにかく何でもやりますよね。予算管理から、監督・カメラマン・美術さんへの連絡、時には小道具作りまで。全てのセクションを繋ぐハブのような存在です。

潮: 

プロデューサーは、広告会社の方とやり取りをして仕事を形にしていくのですが、「みんなの士気を上げること」が一番の仕事だと思っています。自分は細かいことが苦手なので、信頼できるPMたちを引っ張る「指揮官」のような気持ちで取り組んでいますね。

緑川:

潮さんは指揮官というよりもキャプテンという感じ。いつも頼りにしています。

潮: 

ありがとう(笑)

ーグランプリを受賞された『彼らは彼らで』について教えてください。応募のきっかけは?

潮: 

「普段のクライアントワークじゃできないことをやってみようぜ!」という気持ちで、タイミングよく話していた監督と一緒に応募を決めました。見ている人の予想を裏切るような、面白いものをつくってみたかったんです。会社に申請して、制作をスタートしました。応募締切が迫っていたので、すぐに脚本に着手して、緑川さんと田崎さんにオファーをかけました。

ー脚本を初めて読んだときの印象はいかがでしたか。

田崎:

CMだと通常は絵コンテなので、「あ、脚本なんだ」という新鮮な驚きがありました。

緑川:

絵がないので、どんな小道具が必要なのか、どんな場所がいいのか、脚本からの想像力が試されましたよね。

潮: 

設定から細かく作り込んだ方が面白いものができるかもしれない、という確信があったんです。時間がない中での制作でしたが、監督と脚本をつくるのにかなり時間をかけて、それが功を奏したのかなと思います。

Trend Micro Check™ 「彼らは彼らで」

ー制作の裏側はいかがでしたか。

潮: 

迷っている時間はない、やっちゃえ!というノリで終始制作していましたね。一見、ドタバタに聞こえるのですが、時間の制約があることで、パパッと判断できて、それがよかったりもして。いいことでも悪いことでも、やらなきゃ結果は見えないので。

田崎:

チームの距離が近かったのが印象的でした。普通の撮影では撮影部が乗る車、ヘアメイクが乗る車と役割に分かれて移動するのですが、今回は演者もカメラマンもヘアメイクも一つの車でぎゅうぎゅうになって移動した。だからこそコミュニケーションが生まれて、チームワークが高まりました。

緑川:

個人的には、演者として出たことが楽しかったです。潮さんと、作業員の役として出演させてもらって。普段の仕事では、PMが演者を担うことはほとんどないのですが、自主企画なので、普段のポジション以外のことにも挑戦できる。映像制作って楽しいんだ、と改めて実感した経験でした。

潮: 

時間や予算などの制約って、一般的にはネガティブですが、クリエイティブにおいては新しいアイデアが生まれるきっかけにもなります。そういう経験をさせてもらえるのは貴重です。コンクールには今後も機会があれば、積極的に挑戦していきたいですね。

ー仕事する上で譲れないことを教えてください。

緑川:

他者のこだわりを理解して、できる限り歩み寄ることを心がけています。もちろん、すべてを通すのは難しいけれど、金銭面や内容面、みんなの要望をできるだけ受け入れた上で、作品に落とし込んでいきたいと思っています。

田崎:

自分は食を大事にしてます。現場で出すお弁当をこだわると、スタッフのモチベーションにつながりますし、しんどくても温かいものがあるだけで元気が出たりするじゃないですか(笑)ちょっとまずいご飯を出しちゃったとしても、「次は美味しいもの出してよ」ってコミュニケーションが生まれたりして、それもそれで記憶に残る。

潮: 

譲れないのは笑顔です。辛いときも、謝るときも(笑)笑顔を心がけています。「いつも楽しく」がモットーで、楽しく現場を回すにはどうしたらいいのか、を常に考えていますね。

ー昨今、AIによる映像制作も進化していますが、どう向き合っていますか?

田崎:

C3でもAIは活用をしていて、資料探しなどは劇的に楽になりました。一方で映像を修正するときなどは、何度も指示しないと思った通りに修正されない、その点では一度で意図が理解できる人間の方が強い。また、AIには著作権の課題も依然としてあります。共存していきつつ、現状では、ど真ん中の表現を担うのは難しいのではないか、という感触です。

潮: 

AIは綺麗な映像は作れるけど、まだ「感情」が乗り切らないというか、サラッとしている印象です。個人的には、ディレクターが試行錯誤して「こうした方が面白い」と足掻いた跡こそが、見る人の心を動かすんじゃないかな、と思います。

緑川:

そうですね。「リアル」を撮れることが人間の意義になると思います。AIが作った嘘か本当か分からない映像が溢れる中では、人が試行錯誤したリアルが説得力を持つと思います。最新のAI技術を取り入れながらも、リアルなものが視聴者にも届くと信じて創っていきたいなと思います。

これだけは譲れない、というものがある方が絶対にいい。

ーC3Filmで働くことに興味のある方へ、メッセージをお願いします。

潮: 

「元気な人」に来てほしい。どんな局面でも、目の前のことを一緒に楽しめる。そんなポジティブなエネルギーを持った人を募集しています。

田崎:

自分の中に一つ「芯」を持つことが大切だと思います。この業界には色々な人がいて、編集やCGなど、それぞれの得意分野がある。これだけは譲れない、というものがある方が絶対にいい。別に映像と関係なくてもいいんです。僕の場合はそれが「食」なので。そんな自分だけのこだわりがある人に、来てほしいですね。

緑川:

個人的には、C3Filmのこの規模感で仕事するのがとても楽しいなと思っています。若手でも大きな裁量権を持って仕事ができて、自分の貢献度をダイレクトに感じられる。「自分がこの現場を動かしていくんだ」という気概のある人には最高の環境だと思います。

ー最後に、映像制作の仕事を一言で表すと?

潮: 

笑顔。自分も笑顔になれるし、人に笑顔を届けられる仕事だから。

緑川:

縁。人との繋がりを大事にできる仕事だから。

田崎:

歯車。 それぞれの人がパーツとなって、全体を動かしていく仕事で。一つでもパーツがなくなったら回らないから。

Trend Micro Check™ 「彼らは彼らで」
「第12回 Brain Online Video Award (BOVA)」オンライン動画部門 応募作品
課題: 高齢の親とその子供が一緒に詐欺対策をしたくなる動画
制作者: 今井俊希(ADKマーケティング・ソリューションズ)、潮一希(シースリーフィルム)、橘潤樹(Reservoir)
企画制作: ADKマーケティング・ソリューションズ+シースリーフィルム+Reservoir
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